2014年8月アーカイブ

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今週の東京行きのために文庫本とスマホが入るサイズのウエストポーチを急遽作りました。

東京は基本電車で移動するので暇つぶしにFBや読書、

これなら両手はフリーになるので何かと便利です。

さて、仕事につながるいい出会いがありますかどうか?

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本来は先染め、糸を染めてから織るを生業としていますが、最近Tシャツを染めたりします。

Tシャツといっても舐めてはいけません、なかなか思うようには染まらない、難しいです。

上手く出来た!っと思うものより案外いい加減なものがうけたりします。

肩の力を抜いて、創ったものいわゆるいい加減、いい加減ではないですよ

いい加減です。そんなのがけっこうウケルみたいです。

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藍染め濃紺に染めた地糸に浅黄で染めた太い糸で柄織にしました。

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緯糸に糊と油を付ける工程です。

とくに緯糸は糊というより精錬をして脂分を落として染色するため

染め上がりにはまた脂分を補ってやらないと糸の滑りが悪く

織りにくいしまた織傷の原因にもなるため糊とともに脂分を補います。

糊は特に油だけだと乾きが悪いため緯糸には薄い糊を付けてやります。

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不思議と地元の八幡神社のお祭りが終わると秋の気配が漂ってくる

まだまだ日中は暑いが日が暮れるとコウロギや鈴虫の大合唱、

こうなると脳に染み渡るような蝉しぐれが懐かしい。

さて写真ですがワインダ―の様子です。

藍染めというのは綛を上げ一本一本丁寧に甕につけ絞り酸化をするという地道な工程を繰り返すのだが

糸を綛にあげるということは織物にするにはまたチーズの状態に戻す必要があるという訳で

この工程は必要不可欠、機結びという結び方から覚えて糸筋を見極め、糸を切らないように

チーズに仕上げるという非常に経験値がものをいう工程です。

 

 

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製織する前の経通し作業、これはビームを織機にかける前

ワイヤーヘルドとドロッパーに糸を一本一本通していくという細かい作業です。

通し違いがあると面倒な場合があるのでかなり熟練度を要します。

この作業は慣れるまでに時間がかかるし向き不向きがあるのでほいそれと代わりが居ません

現状の機屋さんにかかわる下仕事はやたら器用さ、正確さ、経験、

を要するだけに人材が不足しがちという訳です。

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うちの布で作った鯉口、股引、どんぶりを着ている人発見!

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今や定番になりつつある白太刺し子カツオ縞、大胆にも極太幅の濃紺、浅黄、水浅黄の3色カツオ縞に2番手相当の極太白糸を

刺し子織にしています。在庫有りで小売りも可能です。

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どう?

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唐桟縞に藍の上掛け実験、なんとも言い難いというか甲乙付け難い、

上掛けしていることもあり藍本来の鮮やかさが失われた感じ、

良く言えばシブい、製品になってどうかだね。

でもね、案外わかりませんよ、化けるかも、それは作り手の腕の見せ所では

私としては手間をかけた割にはなんとも胸を張ってどうだ!とは言えない感じです。

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今日も朝から暑かった

工場の仕事が一段落して

暫く前から毎日藍甕につけ絞りを繰り返していたとっておきの綿紬

今日は井戸水で水洗

暑さの中、ほんのひと時のリフレッシュです。

 

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二重ガーゼ生地です。

表は藍水浅黄ヨコスラブ糸使用、裏は太い経縞模様の二重構造になっています。

ほんわかした空気感のある優しい生地に仕上がっています。

200m位在庫有り、難点は緯糸が水浅黄のため若干の絞り邑ありです。

1mから発注OK、在庫終わり次第終了、別注は300mからです。

 

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今年の夏休みはHPづくりに明け暮れ

まさに引きこもり状態、

しかしながら我が家のエースの帰省により

かなりの進歩がみられ、

自分としては大満足!

後はセンスの問題、

センスセンスと言いますが、

センスがないのは今やアジと化し

それも一つアリかなっと勝手に思っている次第

こうなったら、なんじゃこりゃ???

っと思うような個性的で味のある

今や忘れ去られてしまいそうな

田舎の雑貨屋さんのようなお店づくりをしたいと思います。

では頑張ります!

おしまい